宜野湾市議会 > 2022-10-21 >
10月21日-09号

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  1. 宜野湾市議会 2022-10-21
    10月21日-09号


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    令和 4年  9月 定例会(第446回)   令和4年第446回宜野湾市議会定例会会議録(第9日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和4年10月21日(金)                       午後3時09分(散会時刻)1.出席議員(26名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   呉屋 等     2   棚原 明       3   松田朝仁     4   嶺井拓磨       5   下地 崇     6   プリティ宮城ちえ       7   座間味万佳    8   伊佐文貴       9   平安座武志   10   知念秀明      11   上里広幸    12   宮城 優      13   我如古盛英   14   知名康司      15   石川 慶    16   山城康弘      17   又吉 亮    18   伊佐哲雄      19   宮城政司    20   濱元朝晴      21   宮城 克    22   上地安之      23   伊波一男    24   岸本一徳      25   屋良千枝美   26   桃原 功2.欠席議員(なし)3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      仲村宗男   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     安藤 陽     基地政策部長   米須良清   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     石川康成   教育部長     嘉手納貴子     指導部長     又吉直正   消防長      浜川秀雄4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     川上一徳   次長兼総務課長  仲村厚子     議事担当主幹   平田駒子   議事係長     大城拓也     主任主事     棚原裕貴   主事       伊佐直樹     主事       又吉竜希5.会議に付した事件は議事日程第9号のとおりである。              議事日程第9号         令和4年10月21日(金)午前10時00分開議 日程第1 一般質問    (1)松田朝仁     (2)屋良千枝美    (3)棚原 明     (4)桃原 功 ○呉屋等議長 おはようございます。ただいまから第446回宜野湾市議会定例会第9日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第9号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。3番 松田朝仁議員の質問を許します。松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) 皆様、おはようございます。議席番号3番、絆輝クラブ松田朝仁と申します。よろしくお願いします。 まず初めに、所見を述べさせていただきますが、去る9月11日に行われました宜野湾市議会議員選挙において、市民の皆様より多くの御支持と負託を受け当選できましたことに、心より感謝を申し上げます。ありがとうございます。 そして、松川市長におかれましては、市政継続、「宜野湾がいちばん」を掲げ2期目の当選おめでとうございます。人が大好き松田朝仁、楽しいことを始めます。今後ともよろしくお願いします。イエイという感じでやりますので、決してふざけているわけではございませんけれども、6月から3か月間選挙活動をしまして、大変このキャッチフレーズに何度も助けられました。「人が大好き、楽しいことを始めます」、3か月間7,000歩や1万歩を超えるときもありました。どんなときでも楽しさを忘れず頑張っていこうと誓った次第でございます。これからも市民本位で、市民の負託を多く受けておりますので頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。 それでは、通告してあります一般質問、議長のお許しをいただきましたので始めさせていただきたいと思います。まず初めに、緊張しております。1、市道我如古21号整備事業の進捗についてお伺いします。この場所は、我如古交差点から西原向け、交通裁判所がございますけれども、その西原向けに行くと、コンビニエンスストアのファミリーマートと上間てんぷらの間、そこを琉大向けに東側に向かう道であります。この当該21号道路整備事業につきましては、過去に行われました一般質問の議事録を読ませていただきました。50年近くも規制があり、地権者から苦情対応や上下水道、インフラ整備など物件補償用地購入等々で当局におかれましては多大な御尽力をされたことと思います。まずもって立派な道路ができますことに感謝を申し上げます。ありがとうございます。 当該市道の我如古21号の整備事業期間平成24年から令和5年度までとなっておりましたが、1年間の延長となった経緯と、終点までの区間残り200メートルについては、本年度用地購入物件補償等が計画されていると思いますが、その進捗について御答弁をお願いします。 あとは自席から質問を続けてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 おはようございます。松田朝仁議員の御質問にお答えいたします。我如古21号の事業期間につきましては、令和5年度としておりましたが、地権者との交渉状況や一括交付金の減額など財政状況の影響もございまして、昨年度において令和6年度へと1年延長しております。また、今年度見直した実施計画においても、同様な理由でさらに1年延伸し、令和7年度までとする予定でございます。事業期間が延々と先送りになっていることに対しましては、申し訳なく思います。今年度、令和4年度の事業進捗につきましては、用地購入1筆、物件補償1件を計画しておりましたが、いずれも契約は済んでおります。 ○呉屋等議長 松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) 令和4年から1年延長の令和5年は、用地購入1筆、物件補償1件令和4年度は済んでおり、また補助関係でまた1年延長、令和7年には完了するという考えでございまして、理解できましたけれども、その延長線には、令和6年、令和7年には、高速道路の手前のほう、終点のほうまで大体イメージが、図面だけではなく現場で分かると思いますが、この高速道路の手前の池真志橋につながることが、図面上ではなく工事が進むにつれあると思いますが、この橋を渡ると琉球大学の北口のほうに延伸にはあるわけですけれども、その地域が学生だけではなくて車の往来が多く、事故が多発している危険な交差点であるのです。当局もそのことは把握していると思います。過去に近隣住民からの相談があり、自治会長としても私、市職員と宜野湾署、そして地域の方々と現地調査を行っておりますが、その側溝、白線、止まれなど対応がされていない状況でございます。これから令和6年、令和7年と全面開通に伴い、今後想定されることなど多くございますので、共に再度現場調査を行い改善に向けて取り組んでいただきたいと要望いたします。これは要望ですので、議事録にとどめさせていただきます。 続いて、(1)の市道我如古21号の信号機及び街路灯の設置についてお伺いします。まず初めに、21号から県道34号線への接道する交差点への信号機の設置について伺いますが、私が自治会長のときにも要請をしております。そして、令和3年3月定例会議事録によりますと、沖縄県公安委員会との交差点協議の中で、沖縄病院側との間隔が近いことから新設はできないとの厳しい回答でありました。その答弁を真摯に受け止めながらも、そこで諦めることなく、当局に対し危険な場所であると力強く訴える姿がうかがえる議事録がございました。大変危険な場所であります。 先日の一般質問にもありましたけれども、この県道、国道では、事故が多発している場所の件数などを資料請求ができるということも分かりましたので、できればこの我如古の交差点から国立沖縄病院までのその区間の事故が多発している件数なども調べておいたほうがいいと思いますので、申し添えておきます。 そういった危険な場所を訴えながらも、当局からの答弁、返答は、「今後の全線開通に伴う交通状況の変化や地域からの要望等を踏まえ、関係機関と調整していく」とありました。当該道路は、一部開通して6割方進捗確認しておりますが、大変地域の方も喜んでいるところであります。それでも危険な場所に変わりありませんので、対応方いただきたいのですが、今後の対応について御答弁をお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。当該県道34号線への信号機設置につきましては、我如古21号取付工事に伴い、沖縄県公安委員会との交差点協議の末、厳しい内容の結果となりました。今後も我如古21号全線開通に伴う交通状況の変化を踏まえ、県道への信号機設置については、関係機関と粘り強く調整してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) 議事録に記載されている内容と、大変厳しい内容ではありますが、先ほど申し上げたとおり、令和3年度の一般質問議事録の中でも、この危険性やここを利用する生活している方々の大変な叫び、危ない叫びも聞いております。それで、関係機関、県道ですので中部土木事務所、そこに上申していくと思われますけれども、その際には、ぜひこの地域に住む方々の話を、私も相談を聞いておりますので、その立場の者として私からも言わせていただきますが、大変このような危険な場所だと分かれば、人は避けて通るようになります。県道34号線、そして国道330号においても、我如古は他市町村からの玄関口に当たります。このように渋滞とか危険が多い交差点、事故が多発している場所、そういったところを我如古から通らないほうがいいよと、避けて通るようになれば、大変宜野湾市においてもイメージがダウンすると思います。これだけ、佐喜眞市政から松川市政で大変輝かしい実績と宜野湾市が注目されている中で、玄関口であるその国道330号、県道34号線の玄関我如古区で事故が多発している。伸び代マックスの宜野湾市の発展に我如古区が担うべきことは多くあるのです。 先日ですか、プリティ宮城ちえさんが比屋良川には自然が残っている。宜野湾市ではこの辺は注目してもいいのではないかと、大謝名、真栄原、我如古、その上流にある我如古区の比屋良川周辺、自然がたくさんあります。そこが西原インターからの宜野湾市に入る入り口となります。その辺の伸び代マックス我如古、これから発展するであろう我如古において、事故、渋滞、そういったことを避けるためにも、この熱い思いをぜひ受け止めて、関係機関に上申をしてください。よろしくお願いします。これについては終わります。 続いて、同じく市道我如古21号です。街路灯設置について伺いますが、過去の一般質問議事録によると、当該道路整備事業の中では、街路灯の設置計画はなしとのことでありました。道路照明には、交通の安全を確保する目的の街路灯と、防犯上の抑止効果が期待できる防犯灯の2種類があるということで、防犯メインの対応が必要となる場合には、自治会が設置する防犯灯で対応するということを検討するとありました。 この地域は50年近くも規制を受けて、自分の土地でもありながら活用ができず、仕方なくセットバックして家を建てた地権者もおります。それで、道路に面していない建物の外灯や防犯灯では、暗くて危険なのです。歩行者等の交通安全を確保するためにも、ぜひ街路灯の設置をお願いします。今後の対応について御答弁をお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。道路照明設置基準においては、交通事故の防止を図るため必要がある場合、照明施設を設けるものとするとされております。しかしながら、市町村道での設置は、幹線的及び補助幹線道路となると限定されております。よって、当該道路においては設置予定はございませんが、防犯面への対策が必要となる場合においては、防犯灯での対応を検討することになると考えております。 ○呉屋等議長 松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) ただいまの答弁でも規定が満たされていないということでもありますが、歩行者の交通安全を確保するためには適用できない。ここでいう歩行者等というのは、この地域、琉球大学の近くにありまして、外国人労働者が多い地域であります。琉球大学の学生や外国人留学生は、自転車や原動機付バイクを移動手段としてこの道路を利用する頻度は高いようです。地域住民からの相談では、特に夜の運転には気を使うそうで、そのことも共通認識していただき、全面開通に向けて交通の安全性を確保するために、自転車や原動機付バイク道路交通法にのっとっていますので、交通の安全性を確保するために、危険を想定した議論がなされ、いま一度街路灯の設置に向けた前向きな動きができるように対応方お願いしたいと思います。以上でございます。 続けます。続いて、市道我如古25号の側溝整備について、(1)、工事方法、起点・終点についてお伺いします。側溝整備については、以前から我如古自治会からも現場調査、対応策をお願いしていた案件でございますが、一部取替えなど応急処置に終わり、長期的に手つかずになった場所だと私自身も思っております。過去に側溝蓋が割れ、側溝に車が落ちた事案もありますので、現在、公民館を起点とする国道330号近くまでの工事がスタートしておりますが、現場を確認しますと、以前は蓋の厚みも違い、凹凸がかなりありまして凸凹が多かったのですが、2つの既存の蓋を残して、点検口を設けて、モルタルの仕上げでできるだけフラットになるように設置がされております。段差がある部分については、角の面取りが施されていましたので、大変立派なものがきれいに施工されていると思いました。当局の対応と施工された優秀な企業に対し感謝申し上げます。 しかしながら、我如古公民館を起点として今度は西側、サンエー側嘉数中学校向けの西側に向かう側溝のほうも、蓋のほうの老朽化も激しく、中学生の通学路のみならず、高齢者等買物ルートとなり、軽運動、外に出るきっかけにもつながっている必要な生活道路でございますので、ぜひとも再度現場調査していただき、対応方のお願いをしたいのですが、現場調査の依頼事項といたしましては2つございます。側溝蓋の隙間が広い部分の確認、ひび割れ箇所の確認、2つ目に側溝蓋が乗るかかりの部分、引っかかる部分です。その部分がしっかりしているのか、2つを現場調査の上、今後の計画について御答弁をお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道我如古25号内の側溝蓋については、ひび割れや隙間が広くなった箇所を確認しており、今年度において我如古自治会事務所入り口より国道330号手前の丁字路の間、150メートル程度の改修を実施中でございます。側溝蓋の乗りかかりの部分については、経年劣化により受け枠が部分的に欠けており、運行時に不安定になり、蓋の音が鳴る箇所もあることを確認しております。受け枠が部分的に欠けている箇所の対策といたしましては、現場打ちによる側溝蓋を施工しております。 今後の計画といたしましては、今年度予定している箇所以外にも現場調査を行い、対応してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) 本年度、令和4年度には150メートルほど国道330号向けに工事がなされていることは大変安心できました。また、今後の取組に関しては、調査の結果次第では、また西側に向かう嘉数中学校向けの側溝の対応のほうも進めてお願いしたいと思うのです。強調したいのが、ここは学生の通学路のみならず高齢者等や障害者もいます。キャスターつきのコロコロ買物で、買物ルートとなり軽運動でウオーキングしている姿見られますので、安全性を確保するためにも側溝のいち早く補修をお願いしたいと思います。以上でございます。 続きまして、3番のスクールゾーン安全対策について、志真志小学校通学路グリーン帯の設置についてお伺いします。まず、中部商業前の信号から約150名余りの志真志小学校嘉数中学校の児童生徒が利用する念法寺に向け進入する市道我如古24、25号の通学路の安全対策について、夏休みに実施される通学路安全点検にて確認できた危険箇所、そして要請等について把握されているのかを御答弁願います。 ○呉屋等議長 指導部長
    又吉直正指導部長 おはようございます。松田朝仁議員の御質問にお答えいたします。毎年実施しております通学路安全点検においては、児童が安全に安心して通学できるよう関係機関が連携して通学路の安全確保を図ることを目的として行われております。議員御指摘の市道我如古24号、25号通学路につきましては、今年度実施しました通学路安全点検点検箇所に指定されていないため、把握はできておりません。御要望のある箇所につきましては、次回の通学路安全点検で検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) ありがとうございます。夏休みに実施されて、もう夏休み終わりましたけれども、本年度は実施計画には入っていないということの御答弁ありましたが、これまで学校関係、教頭も代わったということで、本年度やられたかという確認が取れていませんが、私が我如古の自治会長のときには、宜野湾区自治会長、そして我如古区自治会長、そして土木課ですか、そしてあと宜野湾署中部土木事務所と、時によっては南部国道事務所も参加していただきながら、この地域を回りました。我如古をくまなく回っておりますけれども、陥没箇所、側溝蓋が割れている場所、白線が消えている場所、そういったことが調査票にも残っていると思いますので、昨年の調査ができなかった理由があると思いますが、その辺もこの調査票を基に改善がされているのか、そういった夏休みに申し送り書をきちんと読んで、理解しながらそのルートをたどって、改善のほうに向けて取り組んでいただきたいと思います。 スクールゾーンの設置についてですけれども、この辺りは両方を子供たちが通学するときに、車の往来が譲りながら行くのですけれども、そこで子供たちは右左分かれていくものですから、車も相当神経使いながら、子供たちに注意を払いながら運転しているのですけれども、子供たちの指導に、右側を歩いていいのか左側を歩いていいのか、左側は水があふれる、穴ぼこが開いている。では、右はどうなのか、人のおうちの駐車場で危ない。車に傘で傷をつけられたという話もありましたので、どうかグリーン帯の設置をお願いしたいのですが、その際、近隣の自治会、特に宜野湾区については両サイドグリーン帯が設置されている場所と片側、そして時間等によっては通行止め、そういったものがちゃんと対応されておりますので、そういった成功例を確認しながら、どうか我如古区においても志真志小学校通学路グリーン帯の設置をお願いしたいと思います。 続いて、同じくスクールゾーン安全対策についてですけれども、(2)に入りますが、嘉数小学校通学路グリーン帯の設置についても、まず初めに少し説明させていただきますけれども、我如古区では志真志小学校嘉数小学校へ通う児童がおりまして、我如古区の4丁目、我如古テラス団地JA我如古店の裏、開発地域とギノワンボウル裏辺りが4丁目でございまして、児童120名は嘉数小学校へ通っております。そのことを伝えたいと思います。 そこの通学路ですけれども、市道我如古・真栄原線の通学路では、国道330号から嘉数小学校までの区間に、一部にはグリーン帯が設置されていますが、その区間のグリーン帯設置範囲、歩行者に障害となる箇所があるのかどうか、その部分を現場調査し、把握されているのか御答弁願います。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 松田議員の御質問にお答えいたします。議員御指摘の箇所につきましても、点検箇所に指定されていないため、把握はできておりません。御要望のあります市道我如古・真栄原線のグリーン帯の延長につきましては、通学路安全点検で検討してまいりたいと思います。 今後、教育委員会といたしまして、把握に至らなかった点検箇所を課題と捉え、学校、PTA及び自治体等の連携体制を構築し、各学校ごとの安全推進委員会の充実を図り、関係機関と綿密に的確な対応を行ってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) 具体的に計画が一歩前進したと思いますので、特に学校側、子供たちの通学について、どのコースを通ったほうがいいとか指導があると思いますので、一度学校側、先ほど申し上げたとおり、自治会等も招集いたしまして、私も仲間に入りますので、前に進めるようにやっていきたいと思いますので、どうか教育委員会からも、当局からも文章を出して、招集また学校と連名で人を集めながら、この具体化できますように早急に実現できますように取り組んでいきますので、御協力方お願いします。以上です。よろしくお願いします。 続いて、(3)にありますけれども、我如古1丁目念法寺付近通学路アスファルト陥没箇所の補修についてお伺いします。この件については、先ほどの我如古24、25号に関してですけれども、我如古自治会からも何度も要請しておりますが、対応措置はされておりますが、ひび割れ箇所も多く、雨の後には水たまりができて、白く濁った水が跳ねて、歩行者には大変迷惑となり、それを避けて通る児童が車にぶつかりそうになるなど、非常に危険な場所であります。地面のスクールゾーンという標示も消えかけていますので、早急に対応をお願いしたいのですが、今後の対応について御答弁をお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。我如古1丁目34番12号付近、市道我如古24号の陥没箇所は、補修を行った箇所でございますが、再度陥没していることを確認しております。陥没箇所やひび割れの箇所につきましては、早急に対応してまいりたいと存じます。スクールゾーンの標示についても、関係部署と調整しながら対応してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) 対応していただけるということでありますけれども、ところどころ、今見栄えも悪いのですけれども、強度はどうなのかなと思ったりするのですけれども、いわゆるタッチアップというのですか、その悪いところだけやると、強度面でも下の基礎の部分も白い水が出るということは、下の砂利も出てきているのかなと思いますので、できれば予算化して、大きく全面舗装しながら、きれいにスクールゾーンという標示もされれば、長くもつと、また子供の安全が優先ですので、対応方お願いしたいと思います。これについては以上でございます。 4番の我如古2丁目県道34号線、国立沖縄病院付近の車両のスリップ多発箇所について、この件につきましては県道により中部土木事務所の管轄となると思いますが、先月9月24日の夕方6時頃、小雨の中、大型車両がスリップし、前進できない状態で大渋滞を起こし、宜野湾署が対応に追われたとの地域住民より報告を受けました。翌日、現場に出向き地域の住民から聞き取りを行いましたが、大変な渋滞で買物や子供の送迎など非常に困った、以前からスリップが多くて、いつ玉突き事故が起きるか心配だったので、どうにかしてくれないかという改善してほしいという要望もありましたので、当局ではこの事案について、大渋滞について、このスリップ事案については把握しておりますでしょうか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。県道34号線の管理につきましては、議員おっしゃるとおり沖縄県中部土木事務所の管轄になっておりまして、9月24日の大型車両のスリップによる事故の渋滞については、把握してはおりません。 ○呉屋等議長 松田朝仁議員。 ◆3番(松田朝仁議員) 先月の24日の土曜日の夕方6時頃の電話でありましたけれども、大変困ったという話もありましたので、その現場で伺うと、沖縄国立病院の前の交差点の信号機から西原町との境目の高速道路の橋が架かる手前の交差点の信号機のちょうど真ん中辺りがスリップ箇所が多くて、現場に行くと途中五、六メートルは新しく舗装がされておりますけれども、それから西原向けには新しく舗装がされていなくてストップしている状態でありますので、このスリップ、特に大型車両がスリップする傾向があるようですので、この老朽化した路面上の問題なのか、あるいは積載、重量の問題なのか、上りだけではなくて下りも危険だという情報ではありますので、ぜひとも県道管理機関への調査方、改善の上申をお願いしたいと思います。 先ほども言いましたように、我如古区のこの国道330号は、宜野湾市の玄関口でありますので、どうか皆様の知恵、そしてこの宜野湾市の玄関口を、皆様を歓迎しようとする我如古区の熱い思いをちゃんと酌み取っていただき、この道路行政に関してもお力添えを賜りたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上で一般質問を終わりますが、3分間もったいないですけれども、初一般質問、大変楽しくやらせていただきました。緊張と楽しさがとても交差してよかったです。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で3番 松田朝仁議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時38分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時55分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 25番 屋良千枝美議員の質問を許します。屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 皆さん、おはようございます。議席番号25番、結・市民ネットワークの屋良千枝美でございます。のどかな秋も深まり、涼しい季節になりました。去る9月の選挙では、市民の皆さんから多くの御支持をいただき、この厳粛な議場に立つことができました。市民の皆様の大きな期待と地域の代表としての責任の重さをひしひしと感じているところであります。この場をお借りいたしまして、市民の皆様、そして地域の皆様、さらに後援会の方々のお力添えに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。 また、松川市長も2期目の当選、本当におめでとうございます。今回の選挙で女性議員が3人となりました。一段と華やぐ議場となったようで、大変うれしく思います。よろしくお願いいたします。 私は、子供たちの明るい笑顔が家庭や地域の社会を生き生きと幸せにしてくれる、子供たちの平和な未来のために、その思いを使命として、市民の声を議会へ届け、市政の諸問題にしっかり向き合い、よりよい宜野湾市のために全力を挙げて頑張ってまいりたいと思っております。 それでは、議長よりお許しがありましたので、順を入れ替えながら質問をさせていただきます。まず初めに、3番目のマーチングバンドや吹奏楽部活動の状況について伺いたいと思います。本市の小中学校では音楽活動が活発に行われてきました。フェスティバルやマーチングバンドコンテストでは、県内外の大会で金賞を受賞するなど、全国大会へ派遣された実績があります。このように本市の小中学校の派遣状況など、コロナ禍ではありましたが、令和元年度から令和3年度までの3年間の実績について御答弁をお願いいたします。 あとは自席にて質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。本市公立小中学校におきましては、令和元年度嘉数小学校が県吹奏楽コンクール、県アンサンブルコンテストで金賞を受賞しており、志真志小学校、宜野湾中学校が銀賞を受賞しております。次に、県金管バンドフェスティバルでは、長田小学校が優秀賞を受賞しております。令和2年度におきましては、県吹奏楽コンクールで真志喜中学校が銀賞を受賞し、県アンサンブルコンテストで志真志小学校嘉数小学校がそれぞれ銀賞を受賞しております。さらに、九州アンサンブルコンテストでは、嘉数小学校が銀賞、宜野湾中学校が金賞を受賞しております。令和3年度におきましては、嘉数小学校が県吹奏楽コンクール、九州吹奏楽コンクール、県アンサンブルコンテストで金賞、嘉数中学校が県吹奏楽コンクール、マーチングインオキナワで金賞、県アンサンブルコンテストで銀賞を受賞しており、宜野湾中学校が県アンサンブルコンテストで銀賞を受賞しております。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。指導部長が申しましたように、本市の吹奏楽部やマーチングバンドは全国でも優秀なレベルにあったと思います。令和2年や令和3年度は、コロナ感染拡大もあり、コンテストがオンラインであったり中止などと練習もなかなか難しかったように思います。過去の実績を振り返ってみますと、平成29年度から令和元年度においても真志喜中学校が3年連続九州マーチングコンテストに出場し、金賞を受賞しております。また、はごろも小学校が管楽器のフェスティバルで金賞をもらい、大山小学校もマーチングステージ全国大会で優秀賞を受賞するなど、そして嘉数中学校においても香港マーチングフェスティバルに出場し、ダンスやマーチングなどの8部門で最優秀賞を受賞するなど、その活躍ぶりに大変誇らしく思いました。 部長の答弁でありましたように、令和元年度から令和3年度と全国大会へ派遣されている小学校がたくさんありますが、中学校のマーチングバンドが減少している、なくなっているのが大変気になります。 そこで、お伺いいたしますが、その令和元年から令和3年度までの実績の状況をどのように評価をいたしますか。小学校の音楽部、吹奏楽のほうが目立って受賞されておりますが、今まで宜野湾市のほうはマーチングがかなり盛んで、すごいレベルにあったと思います。このような評価をどのように受け止めているでしょうか。 また、これまで担当した先生が他校へ転勤し、マーチングなどの指導者がいなくなったという危機的な状況にある学校が出ているのも現実にあります。教育委員会としてもこのような学校現場の状況をどのように把握なさっているでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。各小中学校の吹奏楽部などは、入学式、運動会、卒業式、音楽朝会等で演奏を行い、学校行事を盛り上げております。また、関連しまして、来週10月27日には、本市市民会館において小学校音楽発表会がございまして、教育委員会としても大変楽しみにしているイベントとなっております。 さて、教育過程の基準となる学習指導要領によりますと、特別活動の目標、指導内容として、望ましい人間関係を形成し、集団への所属感や連帯感を深め、公共の精神を養い、協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てることにつながると示されていることから、吹奏楽部、マーチング部を含めまして文科系、スポーツ系の部活動等の活動は大変意義のある活動であると評価をしております。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) ありがとうございました。学校現場での音楽活動もかなり学校現場では盛んに行われてきていると思います。しかし、コロナ禍の状況で先月運動会がありましたが、運動会の場で子供たちの演奏がないのが大変気になりました。これもコロナ禍の状況で仕方ないかなというふうに感じましたが、今回は吹奏楽部も皆さん頑張っておりますが、マーチングバンドに関してのちょっと皆さんに提案というか、指摘をさせていただきたいと思います。 実力もトップレベルにあった子供たちが全国の舞台に挑めない、そのことが本当に残念でなりません。マーチングの指導者が離職した学校は、この二、三年前まで全国大会のみならず海外へも招待され、演奏や演舞を披露するなど、どの大会でもすばらしい成績を収めておりました。どうぞ教育委員会としても教職員の転勤に伴う指導者の廃止についても、学校現場とともに柔軟に考えていただきたいと思っております。 子供たちは、県内外のコンテストやフェスティバルに出場するために多くの練習を重ねて努力をしてまいりました。そして、保護者の方々は子供たちの成長のために愛情を持って演奏活動を支えておりました。資金造成コンサートの企画や演奏会場までの送迎など、そして楽器の運搬にトラックを手配するなどと、その支援する姿は並大抵のものではありませんでした。 また、練習をサポートするボランティアスタッフは、楽器の演奏から隊列の取組、さらにダンス演舞の指導を担当しておりました。このように子供たちは多くの方に支えられ、県内外の大会へ挑んでおりました。その保護者会の支援の在り方やボランティアスタッフの指導状況などについて、本市はどのように把握をされていたでしょうか。また、学校現場の指導者配置の状況についてもどのように考えるのか、いま一度御答弁をお願いいたします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。各学校の音楽部等は、令和2年より続く新型コロナ感染症対策を講じつつ日々練習に励んでおり、数々の大会でも優秀な成績を収めております。子供たちが築き上げてきた栄誉やこれまでの実績につきましては、子供たちの努力だけでなく、顧問の先生方や卒業生OB、保護者や地域の方々など多くの支えがあってこその成果だと評価をしております。教育委員会としましても、マーチング部等がある学校等相談がありましたら調整をして、どのような協力ができるのかというのをまた一緒に考えてまいりたいと思っております。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。宜野湾市は、真志喜中学校、嘉数中学校というふうにマーチングが盛んな学校がありました。そして、子供たち、小学校のほうは大山小学校などがマーチングが盛んでありましたが、その学校がもうマーチングがなくなっている状況があります。今、残っているのは嘉数中学校です。唯一宜野湾市はマーチングが盛んな市として皆さんから知られた部分もありました。子供たちは、マーチングなどの練習や多くの大会へ出場することによって、仲間たちや指導する先生方、そしてスタッフの皆さんとつながり、保護者の協力や地域への支援があって大きく成長していくと思います。 私は、去る3月にコンベンション劇場等で行われた西原高校のマーチングフェスティバルを鑑賞してきました。そのメンバーの中には、真志喜中学校や嘉数中学校を卒業した子供たちがおりました。躍動感あふれる演奏と演舞はいつ見ても大変すばらしいもので、華やかな衣装で豊かに表現し、独自の世界感をつくり上げて会場の皆さんを魅了しておりました。観客から盛大な拍手をもらって本当にキラキラと輝いておりましたが、3年前にも西原高校のチャリティコンサートを鑑賞しましたが、そのときも真志喜中学校の生徒たちがゲスト出演をし、会場をすがすがしく盛り上げていたのを懐かしく思い起こします。 残念ながら今、真志喜中学校には現在マーチングの活動がないと部長の答弁もありました。これまで九州大会や全国大会、さらに海外へも招待され演奏・演舞を披露し、すばらしい成績を収めてきました。これが真志喜中学校です。本市に誇れるマーチングでしたが、このような衰退している現状に、本市は復活に向けてどのような支援ができるのでしょうか。市長や教育長にも御見解をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 教育長。 ◎仲村宗男教育長 おはようございます。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。指導部長が申し上げたように、音楽部等の活動は、顧問の先生方をはじめ多くの関係者の皆様の支援の上に成り立っており、教育委員会としましてはその意義を高く評価しております。私も以前はごろも小学校におりましたので、子供たちの音楽を通しての活躍、大変励みになりました。 なお課題、懸念事項として2つございます。1つ目は、今日、新聞報道でも取り上げられている教師不足、臨任教師の未配置などが全国、全県的な社会問題となっている状況があることです。マーチング部につきましては、指導の特殊性、大学等で音楽を専攻した、中学、高校時代マーチング部に所属していたなど、専門性の高さから、ほかの部活以上に指導者不足がより深刻であることが推察されます。このような状況もあり、本市の中学校におきましては、現在、先ほど屋良千枝美議員から御説明があった嘉数中学校のみマーチング部を組織しております。 次に、2つ目の懸念事項としまして、10月18日の伊佐哲雄議員の御質問に答弁申し上げましたが、令和8年度より中学校部活の地域移行という国レベルの施策を推進していくことが強く求められております。今朝の新聞でも「部活地域移行へ官民連携うるま市」という見出しが掲載されておりました。それを御覧になった議員の皆様も多くいると思います。中学校部活の地域移行につきましては、マーチング部をはじめスポーツ系、文科系に限らず全ての部活がその対象となることを踏まえる必要があると思います。教育委員会としましては、この2つの懸念事項を踏まえた上で、市内4中学校において子供たちのニーズや学校の要望等を丁寧に聞き取り、マーチング部が組織できないか研究してまいりたいと思います。以上です。     (屋良千枝美議員「市長もありますか」と呼ぶ) ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 こんにちは。市長の見解ということでしたので御答弁申し上げますが、この学校の部活動につきましては、行政サイドとしましては教育委員会としっかり連携をして、またその支援、予算面も含めまして、できる支援というのは調整はさせていただきます。やはり今教育長からございましたように、特に音楽関係に関しましては、特殊な指導の先生というのが大変不足しているということもございます。そのことをやはりしっかり確保をしていくようなことを教育委員会にしっかり取り組んでいただいて、その後、行政としての支援は調整、相談をさせていただきたいと思います。 子供たちが様々これまでも優秀な成績を受けて、私のほうにも表敬訪問参っておりますので、やはり大変うれしく思いますし、元気づけられております。そのことはまた「市報ぎのわん」を通しても市内の子供たちの励みに当然なっていくものだと思いますし、行政として支援できることはしっかり取り組んでまいります。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 市長、教育長御見解ありがとうございます。指導者の確保は大変重要だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 衰退したマーチングを復活させるには、時間と労力がかかると思います。本市には才能あふれる子供たちがたくさんおります。夢に向かって切磋琢磨しながら成長していきますので、今後の御支援をどうぞよろしくお願いいたします。 また、先ほど指導部長もおっしゃいました10月27日に小学校の子供たちの音楽発表会があるということです。また、10月29日には真志喜中学校の吹奏楽部の定期演奏会が開催される予定です。その真志喜中学校吹奏楽部の演奏会ですが、その中でこの音楽室の整理をしていたときに、この吹奏楽部のマーチングの衣装が見つかったということで、大変子供たちそれを感激して、この衣装をつけて何かできないかということで先輩に相談したらしいのです。今大学生になったマーチングの先輩に声をかけて、先輩がこの真志喜中学校に指導に来て、この定期演奏会でこの衣装をつけて何らかの催しをするそうですので、ぜひ御覧になっていただきたいと思います。 また、嘉数中学校が11月のマーチングインオキナワに出場すると思います。そして、年の瀬の12月24日には、この嘉数中学校定期演奏会を予定しております。ぜひ御覧になり、激励の言葉をかけていただきたいと思います。 マーチングは団体競技で一人一人がみんなが主役です。このように子供たちの真剣に取り組む姿は、夢の実現に向けて未来を切り開く人材の育成であり、こんなにも効果的でほかに誇れるすばらしい活動であると思います。今後も子供たちの音楽活動に御尽力くださいますようどうぞよろしくお願いをいたしまして、次の質問に入らせていただきたいと思います。 次は、高齢者の尊厳と生活を守れる介護保険制度の充実について質問させていただきたいと思います。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者世代を迎える2025年、この年になると、高齢者を支える社会保障制度がパンクするのではないか、財政面や人材面において高齢者を支える体制が崩壊するのではないかと懸念が高まっております。 今年度の施政方針の中でも2025年問題に高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるとありました。来る3年後の2025年問題が、本市にとって医療・介護・福祉サービスにどのような影響を及ぼすでしょうか。本市の対策の在り方について御答弁をお願いいたします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 おはようございます。屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。議員がおっしゃられたとおり、2025年には団塊の世代が75歳を迎え、超高齢社会が到来いたします。本市の高齢化率、令和3年度ですが、20.2%であり、本市におきましても2025年以降は、これまで市を支えてきた団塊の世代が医療や介護、福祉サービスを受ける側に回る一方で、支える側の生産年齢人口は減少してまいります。このため、医療、介護、福祉いずれにおきましても財政負担の増加や人材確保といった面で、他保険者同様に社会保障財源の運営に影響が出るものと考えられます。社会保障財政の影響を必要最小限に抑え、高齢者が安心して暮らせる宜野湾市を目指し、要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制、地域包括ケアシステムの構築に向け取り組んでまいります。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。部長がおっしゃいましたように、私たちの社会はこれまで例を見ないスピードで超高齢化社会へ進んでまいります。2025年には、本市の4人に1人が75歳という超高齢化社会を迎えるわけですが、今後、寝たきりや介護が必要な高齢者が急速に増えることが見込まれるために、介護が必要になったらどうしようとの思いは、高齢者とその家族だけの問題ではなく、介護の期間が長期化したり、介護する家族の高齢化が進んでいるのも現実で、誰もが不安を抱いているのです。 そこで、お伺いいたしますが、高齢者の自立した生活を支援する介護予防の目的と、これまでどのような効果があったのかについても御説明をお願いいたします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、介護予防の目的ですが、高齢者が要介護状態になることを予防し、できるだけ要介護状態になることを遅らせること及び要介護状態になっても、その悪化をできる限り防止するとともに、要介護状態の改善を目指すことを目的とすると介護保険法で位置づけられております。 次に、効果についてですが、地域支援事業における総合事業や自立支援型地域ケア会議、生活支援体制整備事業等を通して介護予防対策を行っております。利用者や対象者の中には、介護予防教室終了後、通いの場へとつながり、日常生活動作が改善された方や介護予防と通いの場を併用して、身体及び認知機能を維持できている方も多く、適切に実施され、効果が出ているものと評価しております。 また、老人福祉センターにおいての多種多様なサークル活動や講座、住民主体の自主サークル、通いの場、地域の公民館で実施されておりますあしび村やーデイサービスも介護予防につながると考えているところでございます。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 今後、2025年問題を軽減するには、75歳を過ぎても要介護状態に陥らないこと、そして少しでも健康寿命を延ばすこと、確かに言うことはたやすいですが、健康維持の努力も大変必要に思います。先ほど部長がおっしゃいました通いの場をつくっている、そして多種多様なサークルを老人センターで行われている、そして地域ではあしび村やーデイサービスが行われている、これ大変重要だと思います。将来の医療費の抑制のためにも、しっかり介護予防に取り組むことも重要になってくるのではないでしょうか。 そこで、お伺いいたしますが、75歳以上の後期高齢者の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げる「高齢者医療費2倍化法」が賛成多数で可決されました。この10月より制度改正で後期高齢者の医療費を1割から2割に引き上げるようですが、その2割負担となる対象者の方はどの程度いらっしゃるでしょうか。また、本市の対象者人数についても御答弁をお願いいたします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。議員おっしゃるとおり、後期高齢者医療制度に加入する被保険者で一定以上の所得のある方につきましては、令和4年10月より、これまで1割負担となっていた窓口での負担割合が2割になってございます。本市における対象者は、被保険者総数が8,767人の約18%に当たる1,570人の方が2割負担の対象となっているところでございます。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 部長の御説明がありましたように、この10月より後期高齢者の18%の方々が医療費窓口負担が2割負担となるようですが、その後期高齢者の医療費が2割負担を導入することで、高齢者の受診控えがひどくなり、健康悪化を招くことが心配されておりますが、地域の方から相談がありました。「覚悟はしていたものの2割負担は大変ショックです」と、78歳になるその方は、胆石の治療で月1回内科へ、そして腰の治療で整形外科へ通院をしております。そして、目のアレルギーの治療、歯科の定期検診と、昨年の医療費負担は3万円近くでありました。物価も上がっているのにどう切り詰めたらいいのと嘆いておりました。昨年の医療費が3万円ですので、今回こういうふうに通院すると、その倍額かかるということになるわけです。 このような高齢者が多い中で受診控えが進み、重症化になって、かえって医療費給付が増えてしまうのではないかと懸念がありますが、本市はこのような問題をどのように捉え、後期高齢者の方々に医療費負担の周知、説明をしていくお考えなのでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。今回の後期高齢者の医療費の窓口負担割合の見直しにつきましては、令和4年度以降、団塊の世代が後期高齢者となり始めることで、後期高齢者の医療費の増大が見込まれるため、国は現役世代の負担上昇を抑えながら、国民皆保険を次の世代につなげていくことを目的として実施されております。 また、議員おっしゃるとおり、窓口負担割合の見直しの影響により、受診控えなどが懸念されるところではございますが、今回の制度改正では、被保険者の急激な負担増を抑えるため、2割となる方を対象に、外来にかかる医療費の負担増加額が1か月当たり3,000円までに抑えられるよう、施行から3年間は配慮措置が適用されます。 また、制度の周知、説明につきましては、厚生労働省が専用のコールセンターを設置しており、本市としましても市報やホームページによる周知や、市内公共施設へのポスターやリーフレットの設置を行い、制度の周知に取り組んでいるところでございます。また、今年の7月と9月には、被保険者証の発送時に制度改正に関するリーフレットを同封するなど、周知に努めているところでございます。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 部長、細やかな御説明ありがとうございます。部長の答弁で団塊の世代が後期高齢者となる令和4年度以降を見込んで、負担割合の見直しであるとおっしゃいました。しかし、団塊の世代の方々は、このように物価が上がるときに医療費を上げるのは理解できない、また高齢者の大切な年金を下げるのに消費税は下げないと批判的な声が上がっております。今回の制度改正で2割負担の対象となった方々は、1人の年収が200万円以上、そして後期高齢者が複数いる世帯は、合計年収が320万円以上が2割負担になっていくと思います。 また、外来患者の負担増も月3,000円以内に抑える配慮措置も、この10月から3年間行われるということですが、高齢者にとって3年間はあまりにも短く、試験的な取組にしか思えてなりません。高齢者の3年間は、いろいろな体調の変化がございます。このように2割負担の導入は、高齢者にとって負担になるばかりか、納得できるものではないと思います。 さらに、政府は3年に1度の介護保険制度の見直しについても議論を進めております。これまで見送られてきた介護保険制度の経緯や今後の見直しの在り方について、これも御説明願えますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、3年に1度、介護保険の見直しに向けて政府の議論が始まっているところでございます。前回見送られたこの介護保険の原則2割負担ですとか、またケアプランの作成に係る利用者負担を導入すること等が現在政府として議論されていることと承知しているところでございます。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 2024年度の介護保険料や介護報酬の改定に向けて、利用者の負担を増やす案が浮上しております。自己負担を原則2割に上げることやケアプランの有料化などが提案されておりますが、これまで見送られてきました2割負担が採用されれば、本市への影響は甚大なものになると思います。福祉関係者の方々からは、これも受診控えが増加するのではないかという懸念があります。今のサービスを断念する方も出てくるかもしれないとの声が上がっております。このように、国が示す介護保険制度の見直しには、高齢者にとって大きな負担になると思われますが、本市はどのような対策を講ずるお考えなのでしょうか。これも御答弁をお願いいたします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、介護保険制度につきましては、創設から20年を超え、介護費用は制度創設時に予測した水準に比べ増加しております。このような中、国は介護保険制度の持続可能性を確保するためには、利用者負担のさらなる見直しをはじめとした介護保険給付の範囲の見直し、軽度者へのサービスの地域支援事業への移行などを第9期介護保険事業計画期間に向けて検討していくべきとしております。 本市としましては、今後の国の動向を注視し、介護保険制度を持続可能なものとするため、十分な介護サービスの確保のみにとどまらず、限りある社会資源を効率的かつ効果的に活用しながら、高齢者が可能な限り住み慣れた地域でその有する能力に応じた自立した日常生活を営むことを可能としていく地域包括ケアシステムの深化、推進に取り組んでまいります。そのことが自立支援、介護予防、重症化予防につながり、ひいては社会保障財政の負担軽減、介護保険制度の安定運営につながるものと考えているところでございます。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 介護保険制度は、2000年の4月に介護の社会化を名目に創設されております。昨今の物価高騰の中、医療費の値上げ、そしてガソリン代の値上げも相次いでおります。電気料金の値上げも見込まれております。決して余裕があるとは言えない高齢者世帯も多くおります。2024年度以降に向けての議論であるとは思いますが、介護サービスの自己負担を増やす状況ではないと思います。この世に生まれて、人の手を借りて成長し、老いてはまた人の手を借りて生きる。必要なときに誰でも使える公的介護制度であってほしいと私は心から願っております。 それでは、次の質問に入りたいと思います。次は、米軍機の訓練及び騒音被害状況から市民を守る対応の在り方について伺いたいと思います。米空軍は、去る8月、CV-22オスプレイが事故につながる不具合があるとして、約1か月にわたって飛行を停止しております。これを受けて普天間飛行場に配備されているMV-22オスプレイも、安全の確認のため飛行を停止するようにとゲート前で市民が抗議行動を起こしております。その停止に至るまでの経緯や市民が行った抗議行動の状況、その御説明をお願いいたします。 このようなオスプレイのトラブル続発は、安全性の不安を浮き彫りにさせたと思いますが、この御説明もどうぞよろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。米空軍のCV-22オスプレイの特有な現象が相次いでいるとして、8月16日より当面の間飛行を停止したということを沖縄防衛局より情報を確認しております。その停止に至る経緯といたしまして、飛行中にプロペラとそのエンジンをつなぐクラッチが離れ、再結合する際に衝撃が発生する特有の現象がまれに発生するというものです。米空軍CV-22オスプレイにおいて、6週間のうちに2回にわたり本現象に直面したことを踏まえ、慎重の上にも慎重を期する観点から、飛行を停止したという説明がございました。この現象による深刻なトラブルを起こすことなく、安全に運用できる手順が米国防省で既に確立されており、教育・訓練を通して乗組員にこれらの手順を習得させることにより、安全に運用できる体制が確保されているとの情報を確認しました。したがいまして、米空軍のCV-22オスプレイは、9月2日より飛行運用をしております。 抗議の状況ですが、米軍普天間飛行場所属のMV-22オスプレイの飛行停止を求める抗議行動が野嵩ゲート前で行われ、十数名いたと承知をしております。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 空飛ぶ欠陥機といわれるオスプレイは、呼び名のとおりこれまで重大事故を繰り返しております。トラブル続発のCV-22オスプレイが飛行停止に至るまでの御説明でありましたが、改めて安全性の不安が浮き彫りにされてきたのではないかと思いますが、そこでお伺いいたしますが、普天間飛行場に配備されているMV-22オスプレイと不具合のあったCV-22の構造は約9割が共通すると言われております。このように基本構造がほぼ同様であるならば、MV-22も安全確認のため飛行停止するのが当然ではないでしょうか。 そこで、確認いたしますが、少し分からないものですから、MV-22オスプレイとCV-22の構造が異なる部分はどこなのでしょうか。その違いについて御説明をお願いいたします。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。陸上自衛隊オスプレイについては、クラッチを原因とする特有の現象も起きたことはなく、さらに確認的に操縦士への教育やクラッチの機能確認などの点検を行ったこと、またクラッチを原因とする特有の現象に対しても安全に運用するために米軍が確立した手順について、陸上自衛隊においても着実に教育・訓練を実施していることなどから、9月7日以降、順次飛行運用していると承知をしております。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 分かりました。私は、MV-22オスプレイとCV-22の構造が異なる部分も、どこが違うのかということをお聞きしたかったのですが、そこの御説明もお願いできますか。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。先ほども申し上げましたが、クラッチのところが違うということで御理解をお願いいたします。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。普天間飛行場に配備されておりますMV-22は、兵士を遠隔地へ運ぶ輸送機であるということを私は桃原議員から教わりました。それで、CV-22は、電子妨害などとかそういう機能を備えた特殊機であるということで、そういう機能が違うということを私は教わりました。 そのMV-22オスプレイが配備されて10月1日で10年になりました。2012年の配備当時は、空飛ぶ欠陥機で大変危険であると全県的に配備反対の世論が広がり、市民大会や県民大会が開催されました。しかし、いまだ危険と隣り合わせの現状で、オスプレイは2016年、名護の沿岸に墜落、そして久米島や伊江島、奄美、そして大分空港などに緊急着陸をして、危険はますます増大をしております。まだまだ調べればたくさん出てきます。 また、同型機であるMV-22オスプレイは、2017年にはオーストラリア沖で墜落、今年の3月にノルウェーで、そして6月にはカリフォルニアで墜落事故を起こしております。9人の搭乗員が死亡しているのです。このような事故や基地問題に対して、本市は市民の負担軽減に向けてどのような対策をお考えなのでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。まちのど真ん中にある普天間飛行場は、その危険性ゆえ、平成8年に沖縄の基地負担軽減の象徴として日米間で全面返還が合意されました。しかしながら、26年が経過した今日においても返還は実現しておらず、米軍機騒音や航空機事故の危険性など、市民の負担は既に限界を超えており、早急な解決が必要不可欠であります。 そのような中、普天間第二小学校のグラウンドに米軍CH-53ヘリの窓落下事故や、PFOSを含む泡消火剤漏出事故など、市民が抱える危険性が改めて浮き彫りとなりました。これ以上解決を先延ばしすることは絶対にあってはならず、未来を担う次世代のためにも今こそ返還合意の原点に立ち返り、普天間飛行場の一日も早い全面返還の実現という目標に向かって、全ての関係者が力を合わせて取り組むことが必要であると考えております。 日米両政府及び沖縄県に対し、引き続き地元の声や現状をお伝えしながら、返還の実現に最優先で取り組むよう、引き続き強く求めてまいります。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。市長は、所信表明でも普天間飛行場は市民の生活環境に大きな負担を強いており、効率的なまちづくりを進める上でも大きな阻害要因になっているとおっしゃっております。しかし、目の前にある現状は、米軍基地の70%以上が狭隘な沖縄に存在しているのです。戦後77年たっても基地負担を強いる構図は何も変わっておりません。毎日のように爆音を立てながら我が物顔で私たちの上空を飛び回る米軍ヘリやオスプレイ、そして外来機、このような世界一危険と言われている普天間飛行場の問題を日米両政府に対してどのように働きかけていくお考えなのでしょうか。市長の基地問題に対する御見解も伺いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。本市には、まちのど真ん中に普天間飛行場を抱え、夜間騒音など今なお危険性や基地負担に苦しんでいる10万名余の市民がおりますので、その市民の危険性や基地負担を一刻も早く取り除くことが必要です。日米両政府及び沖縄県に対し、引き続き普天間飛行場の一日も早い返還と速やかな運用停止、返還までの間の危険性除去及び基地負担軽減の早急な実現に向け、あらゆる機会を捉えて粘り強く取り組んでまいります。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 答弁申し上げます。これまでもこの普天間飛行場の大変大きな課題、一日も早い閉鎖返還、このことに関しましては本当に精いっぱい取り組んでまいっております。やはり10万市民がこれだけ基地から発生する大きな課題に、大変厳しい状況に置かれていると、返還合意からもう26年が経過をしてしまいました。沖縄県知事にも一対一で意見交換もさせていただいておりますが、この26年間、辺野古移設の反対だけではもう前に進めませんよと、国防は国対国の専権事項ではあるのですが、一市町村でどうなるものでもございませんが、やはり辺野古移設、そのことは現時点で私としては選択肢としてないわけですから、その辺野古への移設、容認せざるを得ないということで知事にも申し上げておりますし、政府にもそのように申し上げております。ぜひとも市民の皆さんにも御理解をお願いをしたいということで、今回の選挙でもそのことを訴えてまいりました。そのことは、私の得票を見てもある程度理解をされたなということで考えておりますし、しっかりそのことを伝えて、日本政府、米国、しっかり伝えて取り組んでまいりたいと考えております。以上です。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) 市長、御見解ありがとうございます。私たちの生活は、今もなお危険と隣り合わせの状況です。辺野古に移転してもこの状況は全く変わらないと思います。私は、子供たちに負の遺産としての基地を残してはならない、その思いで声を上げております。 松川市長は、この事実を真摯に受け止めて、強い姿勢で全面飛行停止、そして数々の事故に対する原因究明、さらに市民が求める普天間飛行場の閉鎖返還を力強く日米政府へ申し入れていただきたいと思います。今回、東京のほうへ要請行くと思いますが、辺野古の問題、美しい自然の辺野古の話もなさっていただければと思います。 それでは、次にPFASの土壌汚染について伺いたいと思います。宜野湾市で活動する市民団体は、普天間第二小学校の敷地内の土壌から、基準値の約2倍のPFOSを検出しました。学校敷地の3か所からの検出でありますが、本市でもどのような調査を行ったのでしょうか。また、PFASを含む有機フッ素化合物は、体内に入ると蓄積してしまうと言われますが、人体にどのような影響を与えるのでしょうか。さらに、子供たちの安全を確保するためにその対策をどのように講じていくかについても御説明をお願いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 屋良千枝美議員の御質問に先に教育部よりお答えいたします。本市での土壌調査についてでございますが、教育委員会としましては、現在PFOS、PFOAにおける土壌中の規制値、基準値がなく、評価が困難なことから調査は行っておりません。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 屋良千枝美議員の御質問にお答えいたします。普天間第二小学校での対策等につきましては、指導部より答弁をさせていただきます。まず、人体への影響についてでございますが、環境省の通知にて、現時点では直ちに水質環境基準項目とせず、引き続き知見の集積に努める必要があると考えられると示されており、国においても人の健康への影響は、知見の集積に努めている状況であると認識をしております。 また、子供たちの安全を確保するための対策におきましては、普天間第二小学校と連携をして、検出された場所へ児童が立ち入らないようにカラーコーン等を設置して制限を行っております。さらに、スプリンクラーによる散水で土ぼこりの飛散防止など対応を図っております。児童生徒が安全に安心して学べる場の提供に引き続き努めてまいります。 ○呉屋等議長 屋良千枝美議員。 ◆25番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。PFASの発生は宜野湾市で起きている問題なのです。それも放っておくと宜野湾市の環境が汚染されて、私たちの健康や命、そして財産までも侵害されてしまうのではないかと懸念します。国や県、そして環境を脅かしている米軍に対して調査研究、結果を待つのでなく、子供たちの安全を守るためにも、本市も主体になって調査研究をしていただきたいと思います。 以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で25番 屋良千枝美議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時57分)              午後の会議 ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。2番 棚原明議員の質問を許します。棚原明議員。 ◆2番(棚原明議員) 皆さん、こんにちは。議席番号2番、絆輝クラブ、伊佐区出身の棚原明でございます。議長よりお許しをいただきましたので、一般質問の前に所見を述べたいと思います。よろしくお願いいたします。 去る9月11日の宜野湾市議会議員選挙で、多くの皆様から絶大なる御支持と心温まる御支援をいただき、この場に押し上げていただきました。心より感謝と御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。この場に立ちますと、改めて議員として与えられた責任の重大さが感じられ、身の引き締まる思いでございます。また、2期目の就任となりました松川正則市長、おめでとうございます。市長並びに市職員の皆様方のお力となれますよう頑張ってまいります。最後に、宜野湾市民の皆様の一人一人が元気に明るく暮らせますよう、この4年間全力で取り組んでまいります。どうぞ皆様の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 では、一般質問を行ってまいります。1番の小中学校のLED照明化について伺ってまいります。(1)の既存器具の状況について、宜野湾市内の小中学校の建築年数の古い順にお答えいただきたいと思います。 あとは自席にて質問を行ってまいります。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 こんにちは。棚原明議員の御質問にお答えいたします。校舎改築や大規模修繕を行った学校を除き、建築年数の古い順に5校申し上げます。築36年の宜野湾中学校、築32年の大山小学校、築28年の宜野湾小学校、築26年の普天間第二小学校、築23年の長田小学校となっております。 ○呉屋等議長 棚原明議員。 ◆2番(棚原明議員) ありがとうございます。議員としての初の一般質問で学校の照明器具を取り上げましたのは、私がこれまで電気工事でお世話になったものですから、これまでの経験や知識を生かして、少しでも力になれたらと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 そこで説明がありました経過の年数順ですが、宜野湾中学校が36年と一番古いと今お聞きしました。なぜ学校の築年数と照明器具がと思っている方もおられると思いますけれども、同じ年数で建物を建てて照明器具をつけるものですから、築年数で照明器具の年数も分かってくるということで、学校の築年数を聞いたところであります。 私の調べたところによりますと、照明器具のメーカーなどで一般的に分かる数値からいきますと、照明器具の適正交換時期の目安は10年とされて、照明器具の耐用年数の目安は15年とありました。今後どのような計画を持って改善、改修を行っていくのでしょうか。やはり古いということは、今の数値で分かってきたと思います。ぜひそういう計画がありましたら、お答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。教育委員会としましては、各小中学校の照明器具の取り替えは、施設の建て替えを行う場合は全てLED化にしております。また、改築予定のない施設につきましては、令和3年に策定いたしました市教育施設等長寿命化計画に基づき、施設改修と合わせて改善を図っていく予定でございます。 ○呉屋等議長 棚原明議員。 ◆2番(棚原明議員) ありがとうございます。30年も経過している照明器具があるということでございます。ぜひ照明器具の安全点検をお願いしたいと思います。特に照明器具は古くなってきますと、ジーという音が安定器のほうから鳴ってきます。その音はもう耐用年数が来ているという証拠であっていいと思います。ただ、外見ではその照明器具は下から見ただけでは分からないです。ぜひ照明器具の内部の確認もお願いしたいと思います。ついているから大丈夫だ、明るいから大丈夫だではなくて、そういう一つ一つの作業が安心・安全な学校環境への取組につながっていくものだと考えます。ぜひ古い照明器具に対しての点検対応が可能か答弁をお願いしたいと思います。
    呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。教育委員会施設課におきまして、市内小中学校の照明器具点検は通常の維持管理業務で対応しております。議員おっしゃるように、特に建築年数の経過した学校の照明器具内部の安全点検は必要と考えておりますので、学校の状況を確認し点検を実施してまいりたいと考えております。なお、点検実施中に照明器具に不具合等見つかりましたら、修繕で対応してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 棚原明議員。 ◆2番(棚原明議員) ありがとうございます。長く小規模工事でもう10年余り携わってまいりました。そういうお話が聞けるととてもうれしく思います。 では、ここからは質問というよりもちょっと提言という形で取っていただけたらと思います。学校環境衛生の基準に基づいた日本工業規格照度基準JIS基準というのがありまして、その照明判定基準を少し読み上げてみますと、教室及びそれに準ずる場所の照明の下限値は300ルクスとするとあります。さらに、教室及び黒板の照度は500ルクス以上が、そういうことが望ましいと書かれてあります。要するに500ルクスの明るさが教室には最適な明るさですよという明るさがうたわれてありました。 ちなみに、この議場の明るさを議長のお許しを得まして少し測ってきました。どれぐらいの明るさが今この場所にあるのかというところです。私たち議員のいる席のほうが1,300ルクスありました。市長、教育長のところでは1,700ルクスの明るさが、相当明るい明るさが届いております。1,500ルクス以上の明るさを必要とされて設定されている場所というのは、精密機器や電子部品の製造工場など特別に細かさを要する場所がそれぐらいの明るさを設計しているところがその明るさだと書かれておりました。それから考えますと、とても明るく設定された場所だなということが最初に思っておりました。 先ほど学校の照度は300から500ルクスが望ましいというお話しましたのですが、このコロナ禍におきまして、学校では密を避ける取組がなされております。適正な数値で学校は明るさが取れているのでありますけれども、コロナ禍で机の距離を離して密にならないようにという活動も学校のほうで取られております。そうなってきますと、照度も十分でなくなってきます。所定の場所に机がないわけですから、それなりの広い場所をオープンスペースなどの場所もある程度活用しながら、先生たちは工夫をして子供たちにこのコロナ禍を何とかということで頑張っている姿も私も見てきました。その中で、やはり定められた場所に照明器具はありますので、子供たちが移動しますと、確保されていた明るさでは勉強が少し暗い状態があるのかなと感じております。 また、維持管理の面からも照明器具が古くなりますと、照明を替えてもランプを替えても100%の明かりが出るわけでもありません。そういう状況も踏まえますと、早くこの議会場のように、議事堂のようにLEDに替えて明るくしていく、そういうことが理解できると思います。 また、コストの面でもたくさんの費用がかかってきます。先ほど話した蛍光ランプもこの世の中によっては、いろいろな問題がありまして、蛍光ランプ1本でも2倍、3倍と、今まで購入できた金額では蛍光ランプも買えない状況になっています。全てにおいて負担がかかってくることが今のお話で分かってきたと思います。 また、皆さん御存じのようにLEDにすることで電気料金が3分の1、4分の1と軽減されることも皆さん御存じだと思います。市役所においても令和2年度に全てのLEDが取替えられ、明るくなっておりますが、電気料金につきましても大分軽減されたと聞いております。そういうLEDに対しての提言をした形で、次の質問に移ります。 (2)のLED照明化に対する補助メニューについてお聞きいたします。国、企業、団体などでLED照明化に対する補助金などを活用できるものはありますでしょうか、お聞きいたします。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 棚原議員、詳しい内容と、それから御提言どうもありがとうございます。 それでは、御質問にお答えいたします。LED照明化に特化した補助メニューにつきましては確認できておりませんが、LED照明化も含め施設の内外の改修を目的としました沖縄県学校施設環境改善交付金がございます。また、最近では国におきまして、学校施設の高断熱化やLED照明、太陽光発電等による脱炭素化を推進するための学校施設のZEB化に対する支援を拡充しておりますので、LED照明化を促進させるための有効な制度の一つと考えております。今後とも研究してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 棚原明議員。 ◆2番(棚原明議員) ありがとうございます。いろいろと国や県の、またそういう団体の補助金もあると今お聞きしました。また、企業によりましては、メーカーによってはリースだとか、そういう企業がいろいろと公共施設などにもリースを活用しての補助などもあるとお聞きしましたので、幅広い分野でいろいろと検討していただければ、子供たちに明るい教室を、たくましく育ってもらえるように取り組んでいけると思います。よろしくお願いいたします。 最後の提言となりますけれども、明るく元気に子供たちが学べる環境づくりから今回は私はスタートいたしました。また、他の公共施設や民間の保育所、幼稚園、学童施設等などにもLED化の普及を広めていただき、将来を担う宜野湾市の子供たちへの環境づくりを私の最大のテーマとしてこれからも取り組んでまいります。市当局におきましても様々な情報収集を行っていただき、引き続き対応していただきますよう心よりお願い申し上げます。ありがとうございます。 2番の質問に移っていきたいと思います。一般質問の2番は、旧勤労青少年ホーム、体育センターの跡地について伺いたいと思います。青少年ホーム、体育センターは、宜野湾市の伊佐4丁目にございます。共に昭和53年に開館、供用開始されて、昨年の令和3年に取り壊し、現在更地の状態にございます。今後どのようなスケジュールとなりますのか伺います。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 棚原議員の御質問にお答えいたします。勤労青少年ホーム及び勤労者体育センター跡地につきましては、今後、行政財産の用途廃止手続を進めていき、当該用地が普通財産へと所管替えとなる見込みでございます。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 こんにちは。棚原明議員の御質問にお答えいたします。今後、当該施設跡地が先ほど市民経済部長からもございましたように、行政財産から普通財産に変更後におきましては総務部の所管となりますので、その際には関係各課との意見交換あるいは協議を行い、跡地利用に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 棚原明議員。 ◆2番(棚原明議員) ありがとうございます。詳しくすみません。勤労青少年ホームと体育センターの跡地の現在の状況を少し説明していきたいと思います。まずは広さですが、縦が約120メートル、横が50メートルの広さがございました。近隣には伊利原市営住宅がございます。公共施設、一般企業、製造業、飲食業、民間の福祉事業者などが多くございます。その更地になっている現在のところには、障害者施設さんと伊利原老人センターが駐車場としてお借りしている状況が現在ございます。いつ頃からどういう条件でお借りしているのでしょうか、お答えください。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えをいたします。障害者支援施設への貸付けでございますけれども、当該土地を駐車場として利用したいとの申出がございまして、平成16年9月から貸付けを行っている状況でございます。あと、条件と言いますけれども、制約等については、貸付期間を毎年3月31日までの単年度契約としていること、また貸付期間満了前でも市が当該土地を使用、あるいはまた処分するときは、無条件で貸付けを終了するものとする条件を付して、土地の一時賃貸借契約を行っております。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。伊利原老人福祉センターの駐車場使用についてでございますが、平成28年度に開所されました当該センターは、限られたセンター敷地内において駐車場の不足が課題となっておりました。平成27年度に勤労青少年ホーム、体育センターを所管する産業政策課へ駐車場の一部使用についての要請があり、周辺駐車場環境等を考慮し、フェンスなどを設置し運用することを条件に無償で提供している経緯がございます。また、令和3年度の施設解体後に借用駐車場スペースを拡大し、借用台数を増加しております。 ○呉屋等議長 棚原明議員。 ◆2番(棚原明議員) ありがとうございます。やはり更地のままでは皆さんから貸してくれないか、どうなっているのだこの場所はということの申出がありましたので、今回の一般質問に上げさせていただきました。 ちょっと前後しますけれども、また伊佐にはもう一つ取り壊されてずっと更地の土地がございました。旧特別養護老人ホームの愛誠園の跡地でございます。こちらも長く更地の状態でしたけれども、最近では企業が駐車場でお借りしている状況も見受けたり、また工事関係の資材置場となっていたりして、眠っている土地のいろんな活用方法、期限はあるかと思いますけれども、活用方法がいろいろとあるのかなということで、今後そういう土地の利用、活用も考えたいと思います。 先ほどの旧老人ホーム愛誠園の跡地の利用状況も少し分かりましたら、お願いしたいと思います。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。旧愛誠園跡地でございますけれども、平成31年1月から更地となっておりまして、同年の5月から貸付けを行っております。これまで貸付けを行っている状況ですけれども、学生の駐車場不足による学校法人からの要望、要請や、公共サービス従事者の新型コロナ感染拡大防止のための駐車場借用依頼のほか、議員からもございましたように、事業者からの資材置場等、そういった問合せがあった際には、希望する期間や広さ、用途等を聞き取り、空きがあるなど可能であれば貸付けをしている状況でございます。 あと、条件や制約につきましては、先ほどの答弁とも重なりますけれども、基本単年度契約としていること、また貸付期間満了前でも市が当該土地を使用または処分するときは、無条件で返還をしていただくということで、土地の一時賃貸借の契約を行っている状況でございます。 ○呉屋等議長 棚原明議員。 ◆2番(棚原明議員) ありがとうございます。近隣には本当に大変困っている、駐車場を必要とする企業や団体が切実な思いで来られて話をされたこともありました。今のお話からすると、単年度契約でもそういうお話があるのでしたら、ぜひ声かけていけたらと思います。ありがとうございます。 最後になりますけれども、提言として少しお話をさせてください。伊佐区地域、また伊佐区自治会におきましては、この勤労青少年ホームと隣接しています倉浜衛生管理組合運用のし尿処理施設清水苑がございます。この跡地につきましても伊佐区自治会では、これまでに区民アンケートを取ったり、いろんな役員会のほうで跡地についていろいろ話をしております。アンケートの結果を踏まえて、陳情、要望の提出も検討しているところでございます。ぜひこれまでの伊佐区自治会の歴史的な経緯も含めまして、地域の声も聞いていただきたく思います。12月の一般質問で取り組んでまいりたいと思っております。ぜひこういう切実な思い、また先ほど話しました近隣の企業であったり団体であったり、そういう宜野湾市に頑張っている企業さんを応援する意味でも、団体を応援する意味でも、土地の利用、また地域においては跡地の利用ということをぜひ皆さんでもって考えていきたいと思います。ありがとうございました。 以上で私の一般質問をこれにて終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で2番 棚原明議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時01分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時11分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。26番 桃原功議員の質問を許します。桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) 皆様、こんにちは。結・市民ネットワーク、桃原功でございます。本議会最後の質問者ですけれども、大変お疲れかもしれませんけれども、よろしくお願いいたします。 市長におきましては2期目の当選、本当におめでとうございます。「宜野湾がいちばん」というよりも、できれば市民が一番ということを頑張っていただければなと思っています。 私もおかげさまで議席を得ることができました。また市長とも論戦を交えながら、いい御提案ができればなというふうに頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。 もう一つ、御礼もこの場をかりて申し上げたいと思います。ちょうど選挙期間中だったのですけれども、9月の上旬に佐真下交差点、ちょうど佐真下公園の向かいに選挙のときに知事と市長の法定掲示板がある。側面には市会議員の31名のポスターがある箇所の側溝と市道に段差が生じておりまして、10センチぐらいの段差が生じていたのですけれども、非常に危ないなと感じました。乗用車とかバイクであれば、あのような端っこを通ることはないと思うのですけれども、自転車の方々がもしあそこに落ちてしまうと非常に危険だなと思いまして、道路整備課のほうにお電話をして、すぐに対応していただきました。本当にありがとうございました。 もう一点あります。もう一点は、県道34号線、大謝名十字路からサンエーコンベンションシティ店に向かう市道ですけれども、ちょうど大戸屋の辺りから街灯が6基切れていまして、これも今お願いをしているところです。また対応もお願いしたいと思います。 では質問に入っていきます。質問は、PFAS汚染対策について、普天間第二小学校周辺の土壌調査についてお伺いいたします。この件は2016年沖縄県企業局が北谷浄水場から高濃度のPFOSが検出したという報道がありました。それ以来毎議会のように、私は市議会を通して市長に関係機関に、日米に調査要求を求めてまいりました。御承知のとおり、嘉手納基地内を流れる大工廻川から比謝川に水が行き、その比謝川から、あるいは嘉手納基地内の井戸群から北谷浄水場は取水をして、北谷浄水場でまとめて、宜野湾市は100%北谷浄水場の水を飲んでおります。このことから市民の健康を守るためにも、調べてみましたら毎議会このPFOSに対して取り上げておりました。 今回、ようやく市長も所信表明などにPFOS除去装置を取り付けるとか、先日の上地議員の質問に対しても、速やかに上京して、国等に要請行動を行っていきたいという前向きな答弁もありました。しかし、市民団体が第二小学校の土壌調査をした際に、市長のコメントを見て私は愕然としました。そのコメントというのが、子供たちに与える健康への影響は極めて小さいという内容の説明でした。コメントでした。当局は、土壌についても国内には基準値がないと言いながら、基準値がない中で健康に極めて小さいと言い切れるのかということを強く指摘をしたいと思います。 この健康に影響は極めて小さいという根拠はどういうことなのか、それをまずお尋ねをして、あとは自席から尋ねてまいります。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 桃原功議員の御質問にお答えいたします。市民団体による普天間第二小学校の土壌中のPFOS等の調査結果を受け、本市といたしましては、国には土壌汚染の基準値がないことから、環境省の中央環境審議会から出された数値を参考に試算いたしました。その試算により、空気中に飛散した土ぼこりを児童が吸い込んだことによる健康への影響は極めて少ないとして、9月7日に市ホームページで公表しております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) 新聞報道でコメントがあった前後だったと思うのですけれども、アメリカ環境保護庁EPAが極めて厳しい数値を発表しました。日本はあくまでも暫定基準値、暫定値です。アメリカのEPAの発表というのは、日本政府が言う数値よりも大変厳しい数値を示しています。多分に米国内、そして日本国内もそのような数値を知見を集めて参考にしていくと思っています。 バイデン政権がもう数兆ドルかけて米国内の基地内のPFAS対策をやるということを表明しているのです。それだけ米国もそのPFAS対策に懸念を示していて、多額の予算を投じていると、一方、あの市長のコメントというのは、今の数字計算からすると、果たしてそれでいいのかなと、私は市民の健康を守る立場から、あるいは生徒、児童の健康を守る立場からも無責任なコメントではないのかなというふうに思っています。もっと謙虚に受け止めて、アメリカがああいった数字を出している。基地内で使っている消火剤は一緒です。そういう数値の発表があるのであれば、もう少し謙虚に受け止めていただいて、しっかり調査をやっていくという姿勢が大事だと思っています。極めて健康に影響は小さいということでは、私は納得していませんし、多くの市民も納得していないと思いますよ、市長。そういった意味では、しっかり謙虚に受け止めて、市民を守っていくと、水を守っていくという姿勢を示していただきたいなと思っています。 後でまた質問しますけれども、血中濃度も私たちは調査をしました。調査したのは京都大学の原田浩二准教授らが、そこに研究の一環で相乗りをしてお願いをして、その血中濃度の検査をしました。原田浩二准教授が言うには、子供の土ぼこりなどの経口摂取量は、1日当たり200ミリグラムらしいのです。大人が1日当たり100ミリグラム、普天間第二小学校児童の登校の様子を見てみると、喜友名の子たちは、あの家庭菜園というのですか、学校菜園というのですか、あそこのほうから入ってきて、グラウンドの横を通って教室に入っているのです。普天間3区、新城の子たちも幼稚園の前通るということは、そばにグラウンドがあるのです。登校だけではない、体育で土の上に体育座りもします。あるいは部活になったらスライディングもするし、サッカーの練習もする、野球の練習もする、それが毎日なのです、毎日。そういったことを考えると、経口摂取量というのは、非常に懸念する事案だと思っているのです。 市長は、さきの質問でも関係機関に要請をしていくということでありましたけれども、どのようなことを要請をしていくのか。私、質問書では、日米などに調査を要求し、土壌調査を含めてと書いていますけれども、市長のコメントもいただけますか、お願いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。今月、沖縄県は、普天間飛行場周辺で土壌調査を行う方針を発表しております。教育委員会といたしましては、これまでも県担当課と相談や調整を行ってまいりましたので、今後も市長部局と調整し、連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。来月、政府のほうに要請をやってまいりたいということで御答弁を申し上げておりますが、どういった内容でこの中身を要請をするかにつきましては、しっかりその内容も含めて研究調査もした上で要請をしたいと、項目もそろえていきたいと、これは宜野湾市だけの問題でもございませんので、沖縄県とも相談をさせていただきたいなと思います。 もう既に他市町村からも、その辺の情報収集も来ておりますので、他市町村との相談もした上で、この要請項目しっかり決めてやってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) 今、市長のほうから上京などをして関係機関にしっかり要請をしていくということも確認できました。 次行きます。次は、県内低体重児出生の原因、影響についてということの質問ですけれども、先日の新聞報道で、下地崇議員も取り上げていましたけれども、県内の低体重児11%と、40年ほぼずっとワーストであるというショッキングな報道なのですけれども、これ原因は体形、喫煙要因か、県のコメントがちょっと承服できないのですけれども、長期にわたって解決できない課題というような書き方しているのです。これ読んでみても、懸念するのが、あと2つ私要因があるのではないのかなと思っています。それ何かというと、米軍機による爆音の曝露とPFOSによる汚染はどうなのかという疑問なのです。これ調べてみたら、北海道大学の岸玲子教授が、北海道内の母子を対象にした健康追跡調査で、有機フッ素化合物PFOSの母体の血中濃度が高くなるほど、4歳児までの乳幼児が感染症にかかるリスクが増加することや、女の子の低体重児出生の傾向が確認されたことが分かったという調査研究が出ているのです。 もう一つは、爆音曝露による低体重児の因果関係なのです。これも京都大学の松井利仁教授と平松幸三教授らが、これ過去に県の多分委託を受けてやった調査だと思うのですけれども、中部地域15市町村の出生票を抽出し、16万460件、相当な数の情報を用いて分析をされています。分析の結果、爆音の曝露量と低出生体重児、2,500ミリグラム未満ですけれども、出生率との間に高度に有意な量反応関係が認められたと、比較的低曝露の5市町村においても有意さが認められたと、普天間基地という書き方はしていないのですけれども、中部地域の15市町村ということは、宜野湾市も含まれていると思います。そういった意味では、この報道というのは、体形や喫煙だけではなくて、もしかしたらPFASによる汚染であったり、あるいは基地内の米軍機による爆音の曝露によって、眠れないとかお母さんもストレスたまるでしょう。そういった意味で健康を害されて、低出生体重児の原因の一つにはなっていないのかどうかという視点も必要だと思っているのです。これは、皆さんにこの調査をしなさいということではないのですけれども、この見解を受けて、どのような所見なのかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 桃原功議員の御質問にお答えいたします。まず、沖縄県では、出生率は常に全国1位ですが、2,500グラム未満の低出生体重児の出生率は全国1位から2位で推移しており、母子保健上の課題となってございます。 沖縄県のほうでは、平成26年から平成28年度の3年計画で、低体重児出生の要因分析、未受診妊婦の状況分析、乳幼児への影響等の分析を行っております。その結果といたしまして、低体重児出生に影響を与える因子について、高い順に、37週未満の出生、妊娠後期の高血圧、BMI18.5未満、身長150センチ未満、妊娠中の喫煙の関連が報告されております。また、PFOS、また米軍機の騒音等が健康に与える影響につきましては、議員おっしゃるように、北海道大学等各機関で調査研究が出ているところではございますが、現時点においては科学的知見が十分には確立されていない状況と認識しております。今後も低体重児を含めた健康への影響について、国、県の動向も注視しながら、情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) この報道だけで体形か喫煙かというような見出しでは、私、本当にそれだけなのかなと、いろんな学者の方々が研究はされているのです。今部長が答弁されたように、やっぱり情報収集して、なかなか米軍の基地から受ける被害というのが公式に載るということがなかなか少ないというか、そういった意味では貴重なこれ研究だと思っています。岸玲子教授のも。あるいは松井利仁教授のもですね。ぜひ知見を情報収集されてください。 次行きます。次は血中濃度ですけれども、これも多くの議員の方々が質問をしていますので、分かったことは、私たちの血は汚れているということなのです。もう高濃度のPFOSが出ている地域、私、今回は宜野湾市は喜友名区とチュンナーガーがあるということで、喜友名区と対比して上流側の長田区の区民限定50名から60名ということで、私自身もこれ受けられなかったのです。2か所のお手伝いはしましたけれども、そういった意味でもう数字が出ているということを考えると、早急なる対策というのが必要になってくると思います。 今回、その2団体も含めて、私も市長が関係機関に血中濃度の検査とか、あるいは土壌の調査とか水質の調査とかやるように何度も何度も要請してまいりましたけれども、改めてこうやって数字が出たことに対しての市長の見解をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、10月18日の新聞報道によりますと、玉城知事は、今回の血中濃度検査について、関係部局に調査結果の分析を指示し、今回の調査結果と海外の調査事例を研究するとして、県としてもPFASの値の軽減に向け対応を図ると報じられております。私どもが沖縄県保健医療部に確認したところ、調査分析について指示があったということも確認しているところでございます。 同じく新聞報道でございますが、西村環境相は、関係自治体と連携して情報収集し、必要な対応をしっかり検討したいと述べられております。本市におきましても市民の不安解消に向け、県や国と調整をしてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。今、健康推進部長から沖縄県のコメントもございましたが、やはり上京して要請をする際にも、ぜひ沖縄県とは意見交換をした上でその要請はしてまいりたいと思います。ただ、今回のものを分析するだけではなくて、今後どうするのだということをまずやはり沖縄県のほうにも相談をしたいと、沖縄県が今回の血中濃度、この分析を指示したということではあるのですが、そういうことではなくて、今後、県知事としてもどう対応なされるのか、その辺も確認をしてまいりたいと思います。やはりこの血中濃度がこれだけ高かったというのは重く受け止めておりますし、政府のほうも環境大臣がコメントを出すような状況まで至っておりますので、ぜひ今回このタイミングで上京して、要請をしてまいりたいと思います。 この現状の報告も併せて先ほども答弁申し上げましたが、どういった要請項目にするのかをしっかり研究して、その上で上京、要請をしてまいりたいと思います。以上です。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) ありがとうございます。市長も部長も西村環境大臣の答弁を用いていましたけれども、西村環境大臣は、その知見を集めながら検討を進めてまいりたいという前向きな答弁なのですけれども、今御答弁にはなかったのですけれども、防衛大臣は非常に後ろ向きなのです。ちょっと防衛大臣のコメントを紹介します。浜田防衛大臣は、今回の調査結果や在日米軍との因果関係について、「防衛相としてお答えすることは困難であることを御理解願いたいと思います」と言っているのです。自分たちで基地を提供しておきながら、米軍がこうやって汚染水を流したら、あるいはそのPFASが高濃度で出てきたら、答えることが困難と言っているのです。こんな答弁ありますか。ぜひ市長は、防衛省に必ず行って、浜田防衛大臣に強く言ってください。今うなずいているから、絶対言ってください。この防衛大臣の発言というのは絶対許せないです。防衛相としてお答えすることは困難と、こんな言い方がありますか。そうですよね、市長。首かしげないで、これ撤回させないと大変なことになります。沖縄県民の水です。あえてこの浜田防衛大臣の答弁というのは、もう知っていますよね。困難ということは許せないですよ。防衛省が基地を提供しているのです。その米軍が汚しているだろうと、2020年4月にも大量のPFASが出ました。もう出たというのは事実なのです。こうやって血中濃度からも土壌からも高濃度で出ているということであれば、どう考えても原因は米軍ではないですか。それを答えることが困難というのは、絶対許せないと、市民は怒っているよということを代弁として、ぜひ市長は防衛大臣に要請してください。お願いいたします。大丈夫ですよね。ぜひ、ではもう一度答弁お願いします。防衛大臣へ必ず行くという。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。当然、防衛大臣のほうには要請には参りますが、このコメントを私がどういった趣旨で発言されたのか、そこは大臣のほう、やっぱり管轄の問題もあろうかと思いますし、コメント内容につきましては、その辺は確認はしてまいりたいと思います。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) この血中濃度の検査に関して、原田浩二准教授からコメントが出ていますので、市長にも当局にもお知らせしたいと思います。これは、原田浩二准教授のコメントなのです。「水道水をそのまま飲んでいる方は、PFASが高い傾向が見られます。ただ、嘉手納、宜野湾市長田、金武町、大宜味村では、そこまで影響が見られません。大宜味村では水道水のPFASが高くないためです。金武町では、水道水を飲まなくなったという方も最近なので、過去の影響が強いかと思っています。また、その他の地域では浄水器を使っているかどうかアンケートで取っているのですけれども、軟水器と混同しているかもしれません。軟水器はPFASは除去しません。あるいは浄水器もカートリッジ交換の頻度が不明ですので、効果が弱いのかもしれません。性別では、PFOS、PFHxSは男性で高いです。これは摂取量の違いというよりも、これまでの研究では、体質の違いで男性ほど高くなるということと一致しています。年齢で見ると、60歳以降の年齢、高齢の方でPFAS濃度が高くなっています。このような性別、年齢などの影響を調整して、地域の平均で示すと、PFOSは喜友名や北谷町が高い。大宜味村も金武町、嘉手納と同じぐらいですが、環境省調査では高い。PFOAは金武町で高く、水道水の汚染が北谷浄水場と違うことを示しています。PFHxSは喜友名、北谷町、金武町で高い結果です。金武町では地下水汚染で溶け出しやすいPFOA、PFHxSが影響していると考えられます」というコメントが出ているのです。 私、市民からお願いされて、このような結果が出ていて、私たちは今北谷浄水場から水を飲んでいると、さきの質問、答弁でも、沖縄県企業局も水道局も頑張って、どうにかその浄水場の水だけではなくて、ダムの水もブレンドして数値を低くしているのだということは答弁いただいていますけれども、やはりそれでも不安であると、要はその性質が蓄積性が高いということから現れていると思うのですけれども、そこでお尋ねしますけれども、このように私たちが毎日飲む水に対して補助金は出せないのかという市民からいただいた要請なのです。市民の不安を取り除くためにも汚染されていない水の支援、あるいは補助金なども考慮すべきだということの要請が出ていますけれども、見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 議員の御質問にお答えいたします。汚染されていない水の支援、あるいは補助金等ということでございますが、まず今回、血中濃度調査結果により水道水を飲んでいる方のPFAS血中濃度が高いという結果が出たことについても理解、承知しております。今後、PFASの低減策につきましても、市民の不安解消に向けどのような対応が取れるのか、国、県、また担当部署とも確認してまいりたいと考えております。 ◆26番(桃原功議員) 市長、首を横に振っているけれども、今部長答弁は検討してまいりますという…… ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) ごめんなさい。部長答弁は検討してまいりますという答弁だったのですけれども、市長はその答弁聞きながら首を横に振っているのですけれども、どっちですか。部長は検討していくと言っているのだから、検討していくということで捉えてよろしいですね。ありがとうございます。ぜひ支援をお願いいたします。市民に対して安全な水を提供するという責任があります。 もう一点、所信表明の中で、市長は、PFOS除去装置を使ってPFOSを低減するというコメントがありました。文面には、PFOS等を含む湧水群のうち、市民が水と触れ合う公園、せせらぎ等へPFOS除去装置を設置し、市民の不安解消に努めますとあるのですけれども、この除去装置の機能でどれだけどのようにPFOSを除去できるのか。その除去するのはPFOSのみなのか、PFOAもなのか、PFHxSもなのか、細かいことは書いていないのです。要は信頼性です。信用できるものなのか。除去実験等は、環境省がこれ認定しているものなのか、環境省なのか厚労省なのか分かりませんけれども、国が認めているものなのか、詳細をお答えお願いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 桃原功議員の御質問にお答えいたします。公園、せせらぎ等へ今回設置予定の除去装置の機能につきましては、揚水ポンプにて原水をくみ上げ、装置内にてろ過することで、PFOS等を除去することができる装置となっております。除去の仕組みといたしましては、装置内の高性能フィルターに粉末活性炭を付着させて膜を作り、そこを原水が通過する際に有害物質を吸着させることで、PFOS、PFOA、PFHxSを除去することができます。信頼性については、実施設計段階において、試験機を使用し、今回の現地であるてぃーちがー湧水の水処理試験を行った結果、環境省が定める暫定目標値50ナノグラム・パー・リットル以下に対し、1ナノグラム・パー・リットル未満となる処理が可能であることを確認しております。 今回の除去装置についての基盤となるエコクリーンは、発明大賞及び優秀環境装置表彰を受賞しており、特許についても出願中の製品となっておりますので、信頼できるものとなっております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) エコクリーンって商品名ですか。できればもう少し詳細をお伺いしたいのですけども、その予算はどれだけ立てているのか、見積りです。てぃーちがー公園とおっしゃっていましたけれども、何か所設置されるのですか。例えばチュンナーガー、あるいは田いもの湧水近くの、ターブックヮ近くのメンダカリヒーガーとかはどうなのか。予算もあることですから、もう少し詳細をお答えください。予算も含めて。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。PFOS等が検出された水と触れ合う公園やせせらぎはてぃーちがー公園、そしてしちゃばる公園、わかたけ公園の3か所と、伊佐にございます歩行者専用道路のふんしんせせらぎ通りがございます。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) 今3か所のお名前おっしゃいましたか。では、その田いもを作る湧水、これ食物を、田いもを作っている、あるいはレンコンを作っている湧水の除去はしないのですか、そこも大事ではないですか。触れ合う公園だけではなくて、ほかの湧水は対策しないのでしょうか、お答えください。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 桃原議員の御質問にお答えいたします。湧水につきましては、地下での流れが分かりづらく、全ての水脈を把握することは困難と考えております。そのため市内の地下を流れる全ての湧水に対し、PFOS等の除去、浄化の装置を施すことはできないものと考えております。一方で、用途が限定された施設では、除去などの対応が可能な場合もあると認識しております。市民経済部としましては、市民の不安も十分理解しておりますので、これまでに不特定多数が利用できる湧水への飲用に供さないよう注意を促す注意喚起看板を設置しております。今後もPFOS等に関する最新の知見など、正確な情報の発信をすることで市民の不安払拭、安心・安全の確保に努めてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) PFOS除去装置3か所の設置だけだったら、市民の不安は払拭できないですよ、部長。田いもを作っている湧水にも信頼性があるというのだったら、環境省でも防衛省でも予算引っ張ってきて、国につけさせてください。信頼性あるのですよね。もう私たちは田いももレンコンも食べているのです。その触れあう公園だけではなくて、こういう除去装置があるのだったら、我々は国に要求できる権利があります。除去措置要求してくださいよ、もっと、3か所と言わず、市長、今度の上京で。だって、田いも大変ですよ、生産農家は。大変ですよ。3か所では市民の不安を払拭できないですよ、市長、どうですか。そうですよね。3か所の設置だけでは不安払拭できないと思います。生産農家でもそういう除去装置が機能するのだったら、信頼性があるのだったら、国に要求してつけさせてください。全てとはいかないかもしれないけれども、分かるところはつけられるはずです。ぜひ御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。平成28年度に沖縄県が実施した調査では、本市農作物から有機フッ素化合物などは検出されておらず、農作物への影響はないことが確認されております。また、令和元年度に京都大学の研究者が田いもの調査を行っておりますが、その調査結果から、食べても健康リスクは十分低く、田いもは食品として安全と考えられるとの見解が示されております。このことから、本市農作物の安全性は確認されていると認識しております。 それから、また風評被害を懸念してできるだけそっとしておいてほしいという生産者の方もおりますので、どのような対応が可能なのかは、生産者などの意向も確認しながら検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) ぜひ市民の声、生産者の声を聞いて、しっかりとした対応をお願いいたします。 次行きます。次、火葬場、所信表明で、多くの議員がされていましたので、もう私は端的にお伺いします。質問にあるように、今回火葬場の新たな場所というのを市長も4年をめどに建設をするという所信表明もありましたので、新たな場所を御提案したいなと思っています。 火葬場の性質上、ニンビー施設というのですか、自分の裏庭には持ってきたくないというような施設というのを考えると、やはりその住宅街に近くない地域というのを考えると、宜野湾市と北谷町と北中城村が交差するある広場があるのです。そこはどうかなと思っています。いかがでしょうか。はっきり場所の名称は言ったほうがいいですか、言わないほうがいい。お願いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 桃原功議員の御質問にお答えいたします。火葬場の建設に関しましては、これまでも答弁申し上げてきたとおり、現宜野湾市民の悲願であるというふうに認識しております。そのためにもやはり火葬場をどこに建設するかというのが注目のところだとは思いますけれども、この議員御提案の場所につきましては、他自治体に所在する敷地であるというふうに認識しております。また、現時点におきましては、共同建設をするか本市単独で建設を行うかなど、建設に向けた方向性が確立してございません。市民負担軽減策とともに、いただいた御提案については今後検討を行う際に参考とさせていただきたいと思っております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) 企画部長、場所分かりますよね。普天間高校の校舎と運動場を合わせたぐらい、1万平米ぐらい、面積的にもいい場所だということで認識をしていますので、ぜひ御検討ください。 次行きます。巡回バスについては、もうほかの議員の方の質問等で確認ができましたので、市民駐車場における職員の雇い止めについてお伺いします。これは、全議員に対してポストに入っていました。うまんちゅユニオンからの要請事項ですけれども、中身は、市が市民駐車場の管理を委託している宜野湾市観光振興協会から市長宛てに3月16日付で、市民駐車場の24時間営業及び自動精算機等の設置要望についての文書が出されていますけれども、その内容等詳細を、あと宜野湾市の見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。普天間市民駐車場の管理運営を行っていただいております市観光振興協会より、令和4年3月16日付で市長宛てに、普天間市民駐車場の24時間営業及び自動精算機等の設置の要望についてという文書が届いております。内容といたしましては、現在対面にて駐車券及び駐車料金の受け渡しを行っているため、市民サービスや新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、24時間営業及び各種受け渡しの機械化を行い、より安心・安全な運営をしていきたいと考えていることから、営業時間の変更と自動精算機等の設置の承諾をいただきたいという要望内容でございました。 本市としましては、市民サービスの拡大となる24時間営業の開始と合わせて自動精算機を導入することにより、人と人との接触機会の低減や効率的な運営につながるものと判断し、取組を進めているところでございます。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) もう一点、今回その雇い止めということで、従業員の方々がもう解雇をされるという悲痛な訴えがありました。うまんちゅユニオンから松川市長宛てに、普天間市民駐車場で働く労働者の雇用と生活を守ることを求める要請書が出ています。この要請書の詳細をお伺いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。9月1日にうまんちゅユニオンより市長宛てに、普天間市民駐車場で働く労働者の雇用と生活を守ることを求める要請書を受け取っております。うまんちゅユニオンは、普天間市民駐車場の従業員の中のお一人の方が加入されている労働組合でございまして、当該従業員の代理人というお立場でいらしておりました。 要請内容といたしましては、労働者の雇用と生活を守るために、性急な機械化と労働者の雇い止めを中止し、雇用を継続するよう観光振興協会に対して指導していただきたいということでございました。本市といたしましては、自動精算機を導入することにより、人と人との接触機会の低減や効率的な運営につながるものと判断し、取組を進めていることから、機械化については止めることは難しいと考えていること、また性急過ぎるという点については、従業員の雇用契約の際に、法律で定められた期間以上前から告知するなど、対応は取られていると考えていること、それから雇用契約に関する内容については、観光振興協会と従業員の労使関係の問題であり、双方で理解がなされる形を望んでいることをお伝えしております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) この観光振興協会から市長宛ての要望の文書、手元にありますけれども、これを見たらコロナの対応のためだけの文言となっているのです。雇用主が従業員の雇用を守るという観点がこの文章は抜け落ちているのです。本来だったら雇用を守る立場です。宜野湾市も雇用を守る立場だと私は思っています。内容は、コロナ対策のために自動化をしたいというふうな記述なのです。これではちょっと納得できない。従業員の方々も納得できないと思っています。私も納得できない。今、その雇用主と従業員の方々の問題だということでありましたけれども、私は一方の声だけではなくて、従業員の方々の話も聞くべきだと思っています。なぜか。コロナ対策と言いながら、観光協会は、コロナがひどいときにその消毒液さえも買ってくれなかったそうなのです。自分たちで調達したということなのです。だから、双方の声を聞いてください。 また、ここの駐車場の性質、松川市長は分かっていますよね、この歴史。あの駐車場、最初これフリーでした。無料でした。無料で長年やってきて何が起こったか、ぼや騒ぎだったり車上荒らしだったり、事件、事故が発生したのです。米軍が怒ってもう返せと、そのときに宜野湾市はどうしたかというと、人を配置しましょうということで人が配置された歴史があるわけなのです。あの広大な駐車場で無人化というのは私はこれなじまないと思っています。その前に、一方だけの話ではなくて、やはり双方の意見を確認すべきなのです。どうですか、市長、企画部長もうなずいていますから、歴史は分からなくても、ぜひ市長の見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本年4月より市民サービスの拡大を図るため、駐車場の24時間営業を行っており、駐車場の利用者がいつでも車の出し入れをすることが可能になっております。これに併せて駐車料金の支払いを機械化することによって、機械の管理会社に現金の管理を任せることができ、釣銭のトラブルなども低減できるため、観光振興協会の管理運営に係る事務負担の軽減にもつながることから、市としては24時間営業及び自動精算機の設置について承認し、進めてきているところでございます。 観光振興協会へは、24時間営業が可能な従業員体制を整えることや、従業員の方々への丁寧な対応をお願いしており、今後も安全な管理運営を行っていただけるよう助言を行ってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。このことは普天間市民駐車場、精算機、24時間自動化にするというお話をいただいたとき、私は市民広場のこともありましたので、流れとしてはもう致し方ないことかなと考えました。やはりこのコロナ禍の対策もありますけれども、市民広場は桃原議員も御承知のように、もう10年来警備会社に約3名ですか、委託をしまして、年間1,000万円かかった状況でありました。それを何とかできないかということで、機械化に持っていきまして、これ桃原議員からもずっと指摘がありました。予算の段階でもですね。そのことを何とかしたいということで普天間基地の司令官としっかり交渉をして、現在機械化で、年間の維持費が100万円程度で済んでいると、10分の1になっております。ですから、やはりどういう形で取り組んだほうがいいのか、合理性もありますし、コロナの対策からも、今回の普天間市民駐車場の精算、24時間体制というのは、これは当然取ってしかるべきではないかという考えであります。 雇用の関係もありますが、やはりそこはしっかり観光協会が事前に、7か月も前から説明もしておりますし、当然本人にもそのことは御理解をいただけるものと私としては考えております。以上です。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) 市長、ありがとうございます。市民経済部長は、観光振興協会に対して適切な管理を求めてまいりますと答弁ありましたけれども、適切な管理ができていないから従業員の方々が要望を出しているのです。だから、私が言うのは、一方の話だけではなくて従業員の声も聞いてくださいということをお願いしているのです。一方の声だけだと、コロナのことで要望を出していますけれども、コロナは誰も一度もかかっていないらしいのです。ぜひ双方の話を聞いていただけませんか。もう一度改めて見解を求めます。お願いします。双方の話はちゃんと聞くと。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。先ほども答弁申し上げましたが、観光振興協会へは、24時間営業が可能な従業員体制を整えることや従業員の方々への丁寧な対応をお願いしており、今後も安全な管理運営を行っていただけるよう助言を行ってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 桃原功議員。 ◆26番(桃原功議員) 丁寧な対応ができていないから私が申し上げているのです。どうですか、市長、お願いします。     〔「もう一度」と呼ぶ者あり〕 ◆26番(桃原功議員) 丁寧な対応ができていないから、私は申し上げてるし、うまんちゅユニオンからも要望が出されていますので、ぜひ双方の話を聞くという丁寧な対応をお願いできませんか。コメントをお願いいたします。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 このことは労使間の問題だということで理解をしておりますし、7か月も前から丁寧に説明をしてきているということからしまして、これ行政、我々が中に入るということは控えたいなと思います。 ○呉屋等議長 以上で26番 桃原功議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は10月24日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時09分)...